2008年3月23日日曜日

皆で和食パーティー

19日、ジョスの両親のお達しにより和食パーティーを開催しました。

この話があがった時にてっきり私もジョスもせいぜい10人位かな~と思い引き受けたら最終的に19人になっていて一瞬頭がくらっ・・・。

けど引き受けたものは仕方が無い!!私がいつも仕事でしているようにプランニングをし、準備は3日かけてジョスと始めました。

今までに日本食を食べた事がないフランス人の為に両親の計らいで今回和食をテーマにしてたので、ジョスにはアペリティフを作ってもらいましたが、やっぱり料理人ね。作業が細かいし、私が出来ない味を作りおる。うまい!

coqueという貝を使った一口サラダ。









緑茶のジュレに山羊のチーズ・グリーンピース・コッパを合わせた冷たい前菜、生クリーム添え。





不思議なコロッケ。中から出てくるのは熱い牡蠣とその牡蠣汁!フランス版小籠包みたい。










そして一緒に作ったお寿司は、鯛とカサゴの昆布締めで握り、巻き寿司にはマグロわさび醤油漬け・卵焼きとアボガド・サーモン・海老の2種。







友達から教わった、にんじん・にんじんの葉・玉ねぎ・イカのゲソ入りかき揚げ。これはどんな世代にも受けるので発見。









ジョスの両親の大好物鴨鍋。







鳥のから揚げ南蛮漬け、春雨とインゲンのサラダと一緒に。











勿論デザートも作ったさ、イチゴのミルフィーユ。








ちょっと塩味キャラメルクリーム入りプティ・シュークリーム。フランス人はヌガティーヌが大好きだ。







チョコレートのタルト赤い実を飾って。


幸い皆とても喜んでくれて、こんな日本料理食べた事がない!って言ってた人もいたけど、そりゃそうよね。フランスにある日本料理って寿司・味噌汁・焼き鳥・よくて天麩羅だしね。私が作ったのはテキトー和食、初めて食べるという意味では確かに当たってる・・・。



それにしたって、日本の家族にもこんなサービスはした事がないぞ。今度帰国した時にはジョスにしっかり料理してもらおう!


※今回を持ちまして、このブログを終了する事になりました。これまでに私のブログを読んでくださり、又コメントを下さった皆様、心から感謝しています。ひき続き、新たに生活を始めるノルウェーからブログを発信しますので、皆さん是非遊びに来てくださいね!

ノルウェーから新ブログhttp://kanakonorway.cocolog-nifty.com/blog/

2008年3月14日金曜日

ジョスの実家から



今日はタルブ、昨日とうって変わって晴天でした。春のよう・・・朝のピレネー山脈。







今日のチョコレート。

2008年3月9日日曜日

お気楽チョコレート研修

先週木曜日からジョスの実家タルブ近くのパティスリーでショコラの研修をしてます。

ノルウェーに行くまでに1ヶ月という半端な期間が出来てしまい、知り合いに研修を頼んでたのがなかなかうまく見付からず、パリに行って鬱々とした気分(さすがに1月から仕事をしていないと仕事がしたくてたまらない)を取り払って、ジョスの父親が薦めるパティスリーに研修をお願いしたところ、快く受け入れてくれた。灯台もと暗し。

シェフは以前タルブで最も有名でおいしいと評判のパティスリーRoyaltyで兄弟で経営してたけれど、今は独立して、ブーランジュリー・パティスリー、そして本業のショコラトリーをしてるのです。

蛇足ですが、シェフの兄弟は1989年のMOFパティシエです。

シェフもショコラティエとして経験は豊かで日本やアメリカにもショコラのデモンストレーションをしに行っていたそうで。

・・・・・そして今、もうすぐ復活祭!本業がショコラティエであるシェフも普段はパンも作れば、ケーキも作る、売り場にも時には立つし、今すぐ必要ではないショコラの仕事は後回しになってしまうのも当然の事で、復活祭の為にあれもしなきゃ、これもしなきゃ・・・・と少し仕事が遅れ気味だったところに、私が研修を申し込んだのでシェフもラッキー、私も苦手なショコラの仕事が出来るという、いいタイミングで2人は仕事を一緒に出来るのでした。

さて初日、この店のスペシャリテ、パート・ド・マロン(栗のペースト)にラム酒を混ぜて更に栗の形に整えチョコレート掛けをするMarron Bigorreというのがあります。


パートを延ばし、型で抜くという単純作業なものの、その量なんと16kg!!!

一粒約12gなので、1333個。ひたすら抜いて抜いて、抜く。シェフは黙々と形を整える。しかも超早い。

終いには、手に水ぶくれが出来て、また破れたり・・・、久々に「パティスリー」で仕込む「量」に懐かしくもなりました。

まだ・・・というか、もうというのか今日で4日目。朝8時半から午後1時までと短時間にも関わらず、とっても疲れている私。あぁ、こんなんで私はこれから大丈夫か??

ビデオはシェフが復活祭用の卵を作っている所。簡単そうにやってますが、結構コツがいるのですよ。

2008年3月6日木曜日

パリに行ってきました。(gourmande)

国際農業見本市を見終えて次の日、最近気になっていたブティックに行ってきました。

フランスでは、洋服・鞄・靴などの小物やアクセサリーショップ以外にチョコレート店ケーキ屋もブティックと呼ぶことがありますが、高級店になるほど、その感じは強いように個人的に思います。

今回訪ねたブティックは、パティスリーではない(ケーキは一切なし)けれども、フランス人が子供の頃から食べ、慣れ親しんできたいわゆる駄菓子が売り物のブティックです。とはいえ、シェフはパリの「ペトロシアン」「ペルティエ」のシェフ・パティシエを務めたフィリップ・コンティチーニ氏。駄菓子も洒落てます。

個人的には、好みの味・食感ではないのですが、プレゼンテーションの仕方が面白いです。ギモーヴ(マシュマロ)を割り箸に刺したり、ギリギリで固めたフランボワーズのパート・ド・フリュイをボンボンに仕立て、串で刺す。他、ヌガーモンテリマールを大きなまな板に乗せて切り売りしたり、・・・店内は狭いけれど、店員の対応は良く、ほぼすべての商品を味見できます。

モダンな外観だけれど、駄菓子をイメージする範囲内の価格設定に好印象でした。(ギモーヴ1.4ユーロ、ボンボン1.0ユーロ、デカサブレ1.5ユーロ)


ちらっと店員とお客さんの話を聞いたところ、年内にパティスリーをするか
も・・・・との話でした。現在4区にあるこのお店では、変わらず駄菓子のみを扱い、パティスリーは別の場所で・・・と聞きましたが、さて本当なら行ってみる価値ありかも?


Exceptions Gourmandes

4,place du marché Saint-Catherine
75004 Paris
01 42 77 16 50


この後、日本でも有名なピエール・マルコリーニに復活祭のプレゼンテーションを見に、またチョコレートを買いに行ったのですが、何故パリに来てまでピエール・マルコリーニか・・・・日本で買うよりも安い気がするのですが、どうでしょう?

確かボンボン・ショコラ1個当たり1.5ユーロ前後です。今回初めてピエール・マルコリーニのブティックに行きましたが、とてもいい感じです。何がいいかと言うと、やたらと店が広すぎないこと、店員が話しかけてこないこと、静かなところ・・・何となく素っ気ないところでしょうか?

私の場合じっくり見れないところは興味が薄れます。


←左・復活祭限定チョコレート、右・ヴァレンタイン限定のチョコがありました。下・ギモーヴ(マシュマロ)が5.5ユーロ!恐ろしい。

Pierre Marcolini

89,Rue de Seine
75006 Paris
01 44 07 39 07

チョコレートと言えば、今年始め日本に帰国した時にブルガリチョコレートショップにたまたま行ってきましたが、これがなかなかお薦めです。

価格帯は600円~1500円と結構なお値段ですが、一粒の大きさは通常ボンボンの約2倍の大きさなので、それを考慮すれば、サロン・ド・ショコラ東京で見かけたような恐ろしい値段のチョコレートに比べれば、店員さんは一粒一粒丁寧に説明してくれ、まさにジュエリーを扱うようにチョコレートを箱に収め、またその箱も素敵・・・なので、良心的かもしれません。

アルティザンのチョコレートからすれば、ブランド発チョコレートは邪道かもしれませんが、チョコレートを作るのは、あくまで職人であり、しかもこのチョコレートのラボはブルガリ店内奥にあるのです。チョコレートの発案者は日本人、イタリアの素材・流行の物を上手く取り入れて、私はとても気に入りました。


← ブルガリのロゴが入ったチョコレートは、イチジクと糖度の高い赤ブドウ品種の圧搾汁を煮詰めて作ったソース「ヴィンコット」が隠し味に入っています。




ワイルドストロベリーと、ビンテージバルサミコ(25年)、ミントとレモン、白トリュフ入りガナッシュなど甘みと酸味のバランスが絶妙。





パリ旅行から話がそれましたが、晴れればパリもいいものです。秋・冬はどんより曇りがちなパリ。低く立ち込めた雲は、南のそれとはやはり違うように感じます。地下鉄で誰かが演奏してたりまた職を求める人が援助を求める紙切れを置いていったり、お洒落な人達や物が沢山あり、花束を抱える人が多かったり。パリ独特のこういう場面を見た時に、「パリにいるんだな・・・」と遅まきながら感じました。

パリへ行ってきました。(salon de l'agriculture)

2月27日午後列車に乗ってパリに4日間滞在してきました。

この日突然思い立ってのパリ行きですが、既に行き先は決まっていました。

2月23日から3月2日までパリでsalon de l'agricultureという、つまり国際農業見本市が開催されていたのですが、コルシカの私達の良き友であるありちゃん夫妻が参加してたので、見に行ってきました。

ポルト・ド・ヴェルサイユという地下鉄の駅近くにこの巨大なサロンはあり、色んなエキスポが年中開催されてるのですが(前回にブログでも紹介したサロン・ド・ショコラもここで開催されてました)、私は、今回初めて7つもの巨大なホールが使用されてるのを見て、また人の多さに圧倒されました。私達が着いたのは、18時過ぎでしたが、入場者は後を絶えず、(それもそのはず23時まで開館)会場は熱気で包まれていました。

19時にありちゃんによる、日本酒「カワセミ」を使ったデザートのデモンストレーションの様子です。




「カワセミ」を使ったライム風味のジュレ(ゼリー)を作ってます。








上の写真と似てますが、こちらは「カワセミ」を使ったグラニテ(日本のミゾレのようです)。







私達がまだコルシカにいる頃一緒に、このお酒を主役にしたデザートや料理を一緒に考えていたのですが、このお酒とてもフルーティーで香り高く、フランス各地でフランス人にも日本人にも高く評価されていました。だからこそ、ジャン・ポール・エヴァン氏の目にも留まりショコラとカワセミのコラボレーションが成功したのですが、これだけ品のいいお酒を生かしたデザート・料理となると、せっかくの風味を殺さないように出来るだけ加熱しない方がいいという結果、このジュレとグラニテが一番カワセミの特徴が、カワセミでないと出ない特徴が生かせていると気付きました。

私は酒「カワセミ」の販売者ではありませんが、お世辞抜きにおいしいのです。

その良い証拠として、彼らがこのサロンに持ち込んだ「カワセミ」は価格が低い他のお酒が幾つかあったにもかかわらず、すべて完売したのですから!

友達の話によると、お酒に詳しい方も素人の方にも好評だったようで、実際私もデモンストレーションを見学してましたが、横で後ろで試食するフランス人から「お酒ってこんなに軽いの!おいしい!」の声をよく聞きました。

カワセミHP・・・・http://www.kawasemi.fr/jp-version.html

他にも、別ホールではこんなものを見てきました。

笑う馬。









ぶちウサギ。









目が見当たらない鶏。







事情があって、他のホールを大急ぎで見たので、他のブースに関して著しく説明不足ですが、きっと時間をかけて見れば、さぞ面白かったろうと思います。

毎年、開催されるこの国際農業見本市。一度くらい見に行ってもいいかも!?

2008年2月21日木曜日

L'Auberge Basque(オーベルジュ・バスク)

17日の日曜日、ジョスの実家のSEMEAC(セメアック・・・・ピレネー山脈の近く)から車で約1時間半かけてバスクに行ってきた。



ここに、若きフランス料理シェフ、セドリック・ベシャッドのL'Auberge Basque(所有者は違うがオーベルジュ自体は同じ名前・場所で以前から存在していた)があるのだけれど、実は私達は先月日本に帰国した時に、東京でお会いしてるのです。


友達のダミアンは、本当に親切で私達の為に色々仕事のコンタクトを取ってくれるのだけれど、ここのオーベルジュも「シェフが料理人を探してる」と聞き、連絡を取ったところ、偶然にも私達と同日に東京に向かう・・・という事だったので、東京で待ち合わせする事に。(この頃はノルウェーからは仕事の連絡は来ていなかった)




東京・表参道に「ブノワ」というフレンチレストランがあるのですが、ここで不定期に行われるイベント・フードフランスhttp://www.chateauxhotels.jp/event/の第5回に1月24日から29日まで彼が参加することになってたので、ブノワのカフェで簡単に面接??をしてたのです。




勿論彼の料理も食べてきました!



ポーチドエッグのピペラードジュレ寄せ、オニオン風味のムイエット、ウナギの燻製。

コースの中で私達の一番のお気に入りでした。






塩ダラとべトラーブ・タマリンド、栗のヴローテ、バスク地方の唐辛子、冬野菜。







地鶏のイカ墨風味、小イカのサフランマリネ、シロニンジンのピュレ。


ブノワのサービスは最高です。本当に皆さんさり気なくよく気が付く!機会がある方、是非食べに行ってみて下さい。






日本からフランスに到着後、すぐにシェフから採用の話はあったのだけど、忘れた頃にやってきたノルウェーの仕事が決まったので(それもそのはず、3ヶ月も前に履歴書を送ってから連絡が無かったのだから)残念ながら、今年は見送りに・・・。



けれどもバスクの彼の厨房はとても一般のレストランのそれとはまったく異なり、小さいながらも最新設備・オール電化でドイツ製特注厨房。興味津々のジョスは「ノルウェーから帰った後働かせて下さい!」と頼んだほど。



彼の従兄弟である、あのパリ3つ星レストラン「Le Meurice」のシェフを務めるYannick Allénoが厨房を見て驚いたそうだ。「パリの3つ星レストランの設備がこんな小さな厨房に詰まっているなんて、信じられない!」。料理人の料理する以外の仕事(掃除・下準備・片付けなど)の負担を減らし、料理する事に専念出来る環境になっているのだ。



勿論、設備だけでなく、彼の洗練された料理もお薦めだし、内装・家具・アクセサリーのセンスも目を
引く。 エントランスホールからは、スペインで一番高い山(名前は忘れた)を見る事が出来る。



今回彼にとって、日本でのフードフランスへの参加は大成功のようで、既に日本から6組の予約が入っているそう。しかも日本でL'Auberge Basqueを!というオファーもあったそう。(しかし日本の動きは何て早いの!?ここの予約だって、日本から出来ちゃうんだから、一体フランスのどこがこんなサービスをしてくれるだろう??)開店してからまだ9ヶ月しか経ってないのに、バカンス明け初オープンの明日、レストランの予約はすでに埋まっているそう。相当な人気だ。



という事でシェフのアシスタントを頼まれたジョスは私を実家に一人置いて、喜んでレストランの手伝いに行っている。http://www.aubergebasque.com/

2008年2月18日月曜日

祝 就職決定!

皆さん、とてもお久し振りでございます。

さて、ボニファシオのレストランの仕事を終えて、既に1ヶ月以上経ちましたが、ようやく次の仕事が決まりました!

場所はノルウェーの首都オスローに所在する2つ星レストランBagatelleですが、料理人の方はもしかしたら御存知の方もいるのではないでしょうか?

というのも、ここのシェフEyvind HELLSTROM氏はノルウェーのポール・ボキューズと言われており、このシェフがノルウェーにガストロノミーフランス料理を広めた事は料理界でも有名であり、「3ETOILES」を始めフランスの数々の雑誌にその経緯が記されています。

レストランのホームページはこちらから。http://www.bagatelle.no/index_en.html(英語・ノルウェー語のみ)

先日、16日土曜日にHELLSTROM氏がリヨンに来るという連絡をもらったので、私達は空港で待ち合わせ今後の仕事について簡単な打ち合わせをすることにしました。



2メートル以上あるがっしりした体格が醸し出す印象とは裏腹に、とても穏やかな人でした。幸いシェフがフランス語を話すので私もジョスもスムーズに会話が出来ました。

←HELLSTROM氏、このレストランを私達に紹介してくれ又数々の私達のサポートをしてくれたダミアン、ジョス。

本当は、13時に待ち合わせの予定がシェフの乗る便が遅れた為18時半に。お互いこの後の予定が詰まっていた為、約1時間程度の顔合わせでしたが、とにかく、ようやく仕事が決まってホッとした私達。

今回ノルウェーで働く事は、英語を学べる事・初めて2つ星レストランで働く事・ノルウェーの食文化・伝統を知る・・・等など私達にとって大きな経験になると思っています。

3月24日にオスローへ発ちます!!

2008年1月18日金曜日

さよならコルシカ 

1月7日にレストランでの仕事を終え、今私はジョスのお祖父ちゃん・お祖母ちゃんの家に来ています。

引越しを終える直前にパソコンにウィルスが侵入したため、今までパソコンが使用できず、またまた多くの方に返信が遅れてしまい、申し訳なかったです。

ここは、トゥールーズから約1時間のアリエージュという地方にあたりますがフォア・グラが有名で今日朝、日本へのお土産に購入。さすがに大きさと言い、品質・値段と言い文句のつけようが無い素晴らしい物。これと、コルシカのパトリモニオで買ったミュスカ・・・・悪くないマリアージュ!

さて、次の仕事が決まり次第、このブログ上で報告します。21日から日本に2週間帰国しますので、またしばらくブログはお休みです。

2008年1月2日水曜日

新年明けましておめでとうございます。


2007年から始めたこのブログを見てくださった皆さん、明けましておめでとうございます。この場を借りてご挨拶申し上げます。今年も新たな目標に向け、パティシエとして、一人の人間として器が大きくなるよう精進します。


2008年も、皆さんにとって素晴らしい年になりますように!

PACE SALUTE!!(パチェ サルーテ・・・・コルシカ語で平和・健康 コルシカの新年の挨拶です。)

2007年12月31日月曜日

世界の海


2007年4月17日にテレビFRANCE2で放送されたものですが、世界の海の環境問題に取り組む、海への情熱を持つ人のインタビューでボニファシオが出ています。

フランス語のみですが、ビデオが少しの時間見ることが出来るので興味がある方はこちらへクリック。↓

番組名・・・・VU DU CIELhttp://programmes.france2.fr/vu-du-ciel/saison01/accueil.htm 画面が出たら、右端のLa mer a besoin de nous・・・という所をクリック、続いて左端のLa protection du millieu sous-marinという所をクリックするとボニファシオの特集が出てきます。

私自身、コルシカに来て初めて海の素晴らしさに感動しました。海の神秘に少しでも触れた人は自然に海への敬意が生まれると思います。勿論海だけではなく、山にも川にも動物にもあらゆる自然に。

2007年12月30日日曜日

映画のような話

先月、ある日の朝6時に私達は警察に叩き起こされた事があった。

ガタガタとドアを開けようとする音が聞こえて、以前不審者が私達のアパートのドアの前に来たこともあって、ジョスはパンツ一丁で恐る恐るドアの前に立ち、「誰だ!」と聞くと、「警察だ、開けろ!」なんて言う。

私は、コンタクトを付けてなかったし頭がボサボサで(こんな所で気にする事ではないが)しばらく寝室で様子を伺っていたのだけど、どうやらここの大家を探していたらしく、つまり人間違いなのだけど、身分証明書など見せてここに住んでいる事情などを説明して、警察は帰っていった。

私達は、「何か不動産関係で脱税でもしたのかな?」と思っていたのだが、1ヶ月後予想外に事態は大きな事となっていた。

ボニファシオには、皆にチチと呼ばれる大地主がいて、私達のレストランも土地はチチのものだ。何か新しい事業を始める時には、チチ抜きで話は出来ない。

チチには2人兄弟がいて、ポール・Aとアントワーヌだが、2人は今から約1年前にパリ8区のあるカジノを買った。

今から考えればこの時既に警察は警戒してたと思われる。実を言うと詳しい事実は私はしらないのだけど、大まかに言えば2人はマネーロンダリングの疑いで手配を受けていた。アントワーヌは今現在マルセイユの刑務所にいるらしいが、ポールは未だ逃亡中。

ポール・Aはコルシカのあるマフィアに属していたが、カジノを買う時に実は敵対するもうひとつのコルシカマフィアも(同じカジノ買収を)狙っていたそうで、万が一2つのマフィア間でひと悶着あったならば、ポール・Aの良き友であるポール・Bが敵対するマフィアを殺す事をマネーロンダリング先のスイス銀行の担当銀行家に依頼されていたそう。この銀行家は既に捕まっている。

しかも、ポール・Bはパリのスーパーフリック(直訳すれば、超警察・・・日本だと何に当たるのかな?インテリで実地経験豊富な警察)のトップにいた人物で退官後は、著名人のボディーガードをしていたらしいので更に驚く。

そういえば、12月はボニファシオには警察が沢山いたな。

ところで、先月私達のアパートに来た警察は、大家を捜してしたが、どうやら大家はポール・Aにカジノ買収の際にお金を少し貸していたらしい。それがどう関わって罪となるのかなっていないのか、警察が朝6時に来る事になったのかは知らないけど、そういえば大家さん最近みないな・・・・。

アントワーヌはボニファシオの旧市街にあるラグジュアリーホテル「ジェノベーズ」のパトロンなのだが、来年は果たして存続してるのだろうか??

全く、映画コルシカンファイルにも負けないくらいの話だと思いませんか?

同じ時アジャクシオで行われているナショナリストのイヴァン・コロナの検事殺害裁判をめぐって、ボニファシオの裁判所や別の地域では県庁が5箇所程爆破されていた。余談だが、コルシカのナショナリストは今年の大統領選の時サルコジに投票していたそうだ。コルシカに別荘を持ち愛人もいて、サルコジがコルシカを見放すことはないだろうと考えての事らしかったが残念、味方になるどころかナショナリストはフランスの厄介なお荷物として追い払われようとしている。

爆破にはサルコジに対するものでもある。しかし、なんで爆破なんだろう?

エアーフランスのスト・年末の物価上昇も影響してか、12月ボニファシオはまさにゴーストタウン。レストランは開店休業が続いた。「今年は異様な年だ・・・」とボニファシオの人々は口々に言う。

マフィア・ナショナリスト・爆破・殺害などおよそ現実的でない感じがするけれど、実際私達の生活に変わりはない。この話を外から聞くとコルシカは危険な場所のように感じるが私達は普通に暮らしているし、いつも通りウニを捕る。まるで別世界の出来事だ。

2007年12月28日金曜日

ウニ捕り納め

暇潰しには、ウニ捕りがもってこい!新しくウニ捕り用に買った手袋と靴下(本当はスキューバ用)を持って昨日も友達の漁師さんのボートに乗せてもらって、いつもと違う場所、Tonnaraという所に行ってきた。


ここは、夏には釣りをしに来てた場所で、浅瀬でも魚はいるし、種類も豊富、透明度も高いし、急に深くなることもなく、とにかく面白い場所。サヨリを見つけたのもここだった。


ウニ捕りは、近くの岩場でも捕れるけれど、今回は漁師さんお薦めの場所、ビーチから少し離れた小さな島の近くに連れてってもらった。


何度もウニ捕りは行ったけれど、とにかくここの海の中は本当に綺麗、ごつごつした岩じゃなくて平たい岩がずっと続き、ウニのカーペット発見!!うっかりすると、トゲが足の裏に刺さる。大きさも今までのものと比べて半端じゃなく大きい。友達の漁師さんに、「小さいのは、捕らない様にね。これより大きいのだけ捕って。」と見せられたサイズは、今まで私達が「大きいサイズ」として捕ってたもの。


ウニが成長するには、約2~3年かかるそうで、捕っては比べて2/3は海に返した。
ちなみにコルシカでは、ウニを捕り期間(捕って売ってもいい)は12月の1ヶ月間のみ。


友達は、さすがポイントを知ってるだけあって同時に選り分けてるにもかかわらず、捕るのが早い。私達の3倍は捕ってた。


漁師の友達とジョス。
ウニ捕りは飽きない。色んな色がある。黒・赤・赤紫・紫・カーキ・オレンジ・・・
オスは大抵黒。
この日は、太陽が出てて風もなく、最高の日でした。
友達が捕ったタコ。頭に乗せたりして。
袋のウニが私達の分でバケツが友達がレストランに売る分。
港から見た夕日。
この日は外人部隊の友達が来てくれてたので、(都合により画像をアップ出来ないのが超残念。)夜、一緒に食事。勿論ウニとイカ(友達がくれたの)を使ってちらし寿司にした。なんで、こんなにおいしいの??久々に飲みすぎた。しかし、男共はよく飲む!!
ジョスも私も、ぐっすり寝た。

2007年12月25日火曜日

Joyeux Noël!!


クリスマスはボニファシオで満月を眺める。

2007年12月20日木曜日

マルシェ・ド・ノエル?

もうすぐクリスマスです。


この時期コルシカはとても静かで、しん・・・とした静けさと寒さ、わずかなイルミネーションに包まれた雰囲気を私は嫌いではないです。


去年からレストランでパティスリーを売り始めた事が少しずつ知れ渡ったのか、今年はビュッシュ以外にも注文があります。あるホテルからお得意様にマカロン入りチョコレートの箱の注文が入ったり、マルシェ・ド・ノエルに参加するぞ、とシェフに言われて、てっきりアルザスやドイツのクリスマス市ほど大規模じゃなくても、小さな小さな”市”がボニファシオに立つのかと期待して、行ってみた所は、小さなパン屋でした。


な~んだ・・・ガッカリ。。


他にクリスマス向けの飾りパンや商品があるわけでもなかったけれど、私の作った物を気に入って置いてくれるならいっか・・・なんだか、一人の日本人がボニファシオに受け入れられたような気がして、やっぱり嬉しいのです。


そう思うのも最近ビザの更新の拒否が県庁から出ていたのを知ったからかもしれません。サルコジの政策の一つ、移民選別に入るのは、自分も例外ではなかったと実際感じた事です。


私達は今年で(正確には1月始め)このレストランの仕事を終え、コルシカを離れます。


私達の故郷でも、家族がいるわけでもないけれど2人一緒に2年間住み、働いてきたボニファシオは私達が例えば本土から帰ってくる時に、「家に帰ってきた」と懐かしくホッとする場所であり、離れるには名残惜しいです。


という少しセンチメンタルな気持ちで出かけたので、ボニファシオの景色を撮りました。また、コルシカに来ようっと。


2007年12月7日金曜日

ビュッシュ・ド・ノエル


今年のクリスマスケーキでございます。

今年の新作はクレマンティーヌ(コルシカみかん)のビュッシュです。

今、ケベックから女の子が料理研修に来てます。

相変わらず、「うに狩り」してます。

2007年11月26日月曜日

やっと作ったPain des morts(パン・デ・モール)

今週金曜日から仕事再開です。


10日間も休みがあると、きっと普通は(大抵のフランス人はそう)両手挙げて喜んだりするのだろうけど、私の場合、余り時間がありすぎても何をしていいのか困ってしまう。何もせずに時間を過ごすっていうのが難しくて、「明日出来る事なんだから、今日はゆっくり休んで・・・」とジョスに言われると、「いや、ね、明日でもいいけど今日でも出来るから・・・疲れてないし。」なんて、言ってしまう。


こないだ一緒に働いてたダミアン(奥さんの元に帰りました)と電話で話してて、私が「暇ー」と言うと、彼も戻って3日後には暇を持て余し、暇潰しの”仕事”を探してるそう。


あ~私だけじゃないのね!!時間貧乏性!!働きたいぞ!!


で、


この私のバカンスの暇潰しにうってつけだったのが、このPain des morts(パン・デ・モール)作りです。


ずっと作ろうと思いながらしなかったのは、家にパン捏ね機やミキサーがないので、パンを手で作らないといけない・・・結構時間がかかるし、発酵を特に気を付けないといけないから、何となく面倒そうで避けていたけど、この面倒な作業こそ私が今やりたかったことよ!




出来上がり。
隣のパン屋より上手く出来てすごく嬉しかった♪
配合やパンにまつわる情報はこちらをクリック。↓
コルシカ地方菓子http://gateauxdecorse.blogspot.com/
他の日はウニを採ったり釣りをしてました。(他にする事がない・・・)
コルシカの小粒で旨みが強いウニ!
仕事はすでにクリスマスの準備に入ってます。

2007年11月20日火曜日

Gault Millau2008(ゴー・ミヨ2008)

日本では、今月22日にミシュランガイド東京が発売されました!気になっていた評価でしたが、日本料理店(鮨)が多く含まれて単純に嬉しかったです。



東京にいったところで私の目的はあくまでケーキ・パン・時間があればチーズなので東京のレストランで食事をするなんて、皆無に等しいけれど、世界各国から東京に訪れる外国人にとっては朗報なはず。星付きのレストランには、これから英語を話せるサービスが必須になるかもしれない・・・なんて、余計な心配?



ところで、11月上旬にフランスではミシュランガイドに続いて人気があるレストラン・ホテルのガイドブック、Gault Millau2008が発売されてました。



コルシカでは、ボニファシオ近辺では入手が困難でしたが、昨日ようやく手にいれることが出来ました。



今まで一回も買った事がないのに、今回どうしても欲しかった理由は、私達が働くレストランLe Voilierの記事の中に私の事が書かれていた為です!!



←今年の全国版から表紙がシックに変わりました。

写真をクリックすると拡大できます。

内容の95%は勿論レストラン・シェフの記事ですが、わずかに書かれたデザートの評価、一行が・・・・!






la blle déclinaison chocolat d'une pâtissière japonaise franchement émerite:実に熟練した日本人女性による美しいチョコレートデザート・・・と書いてあります。




去年には書かれていなかったデザートの評価が「日本人による・・・」とまで加えられている事に、点数は去年と同じであれ、私(私達)がこれまでやってきた事の評価が凝縮されているようで、とても嬉しかったので報告しました。



レストトランの評価も勿論去年に比べると更にアップしています!

ボニファシオに遊びに来たら、是非寄ってくださ~い!

2007年11月18日日曜日

サルデーニャ島に行ってきました。

先週日曜日から10日間のバカンスに入っていて、レストランもお休みです。





14日から昨日17日まで3泊4日のサルデーニャ旅行に行ってきました。




あいにくの雨でこれといって観光は出来なかったのですが、今回の旅行の最大の目的、私達の羊、名付けて「SAKURA」に会いにいってきました!Cagliari(カリアリ) というサルデーニャ南部から約1時間かけてOrroriの近くの村まで向かいました。




今年6月中旬頃、サルデーニャ島に住む日本人女性SAYAKAさんが羊1頭のオーナー契約をしているという事を知り、私達も興味を持ってどうやったらオーナーになれるのか紹介をしてもらいました。




サルデーニャ島、イタリアに限らずここフランスは勿論おそらく日本からも出来ると思います。この遠距離オーナー契約は、一年更新で20kgないし、10kgのペコリーノチーズを受け取る事が出来ます。



SAKURAと羊飼いのピヌッチュさん、ここのチーズのプロモーションをしているロベルトさん。ロベルトさんはフランス語を話せるので製造過程などを説明してもらいました。
SAKURAとJOS。
首輪にSAKURAと書いてあって、契約すると、名付けた羊のオーナー証明書(羊の特徴の説明、写真付き)と羊さんのDVDがもらえますが、私達が契約した時は丁度毛を刈ったばかりの丸坊主姿だったので、まだ証明書は受け取っていません。
今丁度来年に向けてのチーズ作りが始まった所で、もうすぐ棚にビッシリとペコリーノチーズで一杯になります。
今回受け取ったペコリーノチーズ・フレッシュタイプ(左)と熟成タイプ(右)。
写真ではよく見えないけれど、ここの羊達は無農薬の草を食べて育っているので、BIOマークが付いています。
ハードタイプを少し食べましたが、フランスでいうトムチーズのようでとても深みのある味です!フレッシュの方は、サルデーニャでは前菜としてもデザートとしても食べられるようで、そのポジションがコルシカのブロッチュと似てます。
始めにも書いたように雨がずっと降っていたので写真をほとんど撮ってないのですが、カリアリの市場に行ったら新鮮なタコ・イカ・オマール海老・うなぎ(ここのは日本のように細い)・黒鯛・マトウダイなどが並んでて、やっぱりコルシカより安い!たった1時間船で渡るだけなのに、なんでこんなに違うの??
これは、スーパーで見つけた羊のミルク。
コルシカでは勿論見たことが無いし、買って何に使おうか思案中・・・・
そういえば、サルデーニャでは馬もよく食べるようで、レストランでは必ずメニューにありました。それにやっぱり、イタリア。パスタやリゾットがめちゃおいしい!!フランス、パスタ茹で過ぎやね。
SASSARIという北部の町にも行きましたが、雨が降ってたので
(クドイ)、写真なし。
帰りの船の中で。船酔いの薬が強烈で麻酔に打たれたようにうつろになっていた私。
バカンスはまだ残ってます。
次はコルシカを旅行予定・・・・