ボニファシオのお薦めレストラン
夏に私のブログを見て、うちのレストランに来てくれた人がありがたい事に2人いました。
自分でブログをやっているものの、どこかの誰かが私のブログを見てるなんて、不思議な感じ・・・だってボニファシオに来る日本人なんてそうそういないと思ってたから。
けれど、今年は今までに無く沢山の日本人をシェフは見かけたらしく(本当に日本人か?)、私は他国から旦那さんや奥さんとバカンスで来てたり、バック・パッカー風のカップルに遭遇したり、ボニファシオにはこれからもっと沢山の日本人が来る日が訪れるかもしれない・・・。
という事で、仕事の愚痴ばっかり言ってないで、役に立ちそうな情報をと思い今日はレストラン情報です。
観光地のレストランはまずい!という例に漏れず、ボニファシオにもまずいレストランは沢山あります。
こんなにまずいのにこの値段。納得いかない。観光客がまずいと思うものは地元の人達も勿論食べません。観光客の為のレストランと地元の人達+観光客の為のレストランと2つに分かれます。
地元の人達を大事にするレストランは、シーズンオフの時にこそ開けています。
うちのレストランはボニファシオで一番おいしいと言われてますが、それ以外にも質に合った値段だからなのでは?と思います。専属の漁師さんが持ってくる新鮮なボニファシオの魚達を持っているレストランは星付き、ホテルレストランを除くとそんなにありません。日本人にしてみれば、やはり高いとは思うけれど、それでも妥当な値段だと思います。
安い魚料理のメニューを出している所は、魚はセネガルやモロッコ産の冷凍魚でボニファシオ産とは、黒板に書いていないものの何となく騙された感じがしませんか?ボニファシオは港街なのに。
コルシカは魚が安く食べれそうな感じがしますが、もともと狩猟が盛んな所、豚肉加工品がやはり有名でおいしいし、ハズレが無いです。
今回紹介するのは、地元の人達が通うレストランです。私が、直接食べていない所もあるので、写真や住所・電話番号など詳しい情報が欠けますが、後新しい情報が入れば付け加えていきますね。
まずは、ここKissing Pigs。コルシカ産のジャンボン・コッパ・ロンゾやチーズが味わえます。料理は魚より肉料理中心、グリルがおいしいです。デザートも冬に行った時には、フィアドンヌという山羊乳チーズケーキにミルトリキュールをかけてましたが、おいしかったですよ!他シェ-ブルチーズのサラダには、スライスしたパン・デ・モール(pain des mort・・・・中にレーズン・胡桃が入ったパン)にシェーブルチーズをのせてトーストしていたり、そこかしこでコルシカを感じられます。2匹の豚が目印。
KISSING-PIGS
15,quai Banda del Ferro
04 95 73 56 09
シーズン中休み無し。オフの定休日は又調べますが、珍しくほぼ1年中開いてます。年末年始開いてたし。
MENUは大体11ユーロから20ユーロです。ア・ラ・カルトは25ユーロ位から。
この近くにCantina Grill というレストランがあり、ここもコルシカ料理が中心ですが、他にボニファシオでおいしいと有名なJOjoのソーセージやセドラのクレーム・ブリュレが食べれる事。ここは、同僚の料理人(ボニファシオ人)がお薦めの所です。
CANTINA GRILL
Sur le Goulet après la montée Rastello
04 95 70 49 86
cantinagrill@wanadoo.fr
MENU は大体15ユーロからで、日替わり料理が10ユーロほどです。
PANINI
QUAI COMPARETTI 通り沿いにあります。
今回はこの3店(レストラン)です。
おそらく、この3店はいつ行っても普通においしいんじゃないかなと思います。というのも、コルシカのレストランの営業は短く大抵のお店が4月から9月末~10月初までで、ほとんどフランス本土からセゾニエ(季節労働者)を雇うので、毎年料理人が替わる事も珍しくなく、去年はおいしかったけど今年は・・・なんて事もあり得るのです。けれど、この3店はシェフ、サービス共に地元の人なので、安定してます。
コルシカは今キノコや栗の季節です。セップやジロール、ピエ・ド・ムトンが埋もれるコルシカの自然の中で生活出来る喜びを今年も味わえて、なんて幸せな人生・・・。夏のコルシカもいいですが、秋・冬にこそコルシカ料理の醍醐味を味わえるのかもしれません。