2007年4月30日月曜日

2週間の出来事

ネットが出来なかった間にも、それなりに出来事がありました。



で、私自身が忘れない為にもその間のトピックスです、今回。







まず、始めにボニファシオ旧市街の道路工事が終わりました!





この写真2週間前に撮ったものなので、今は完全に終わっています。





sayakaさん、いつボニファシオに来てもらっても、大丈夫ですよ~(^^)

















cafe de la posteの前辺り。





今日日曜日も沢山の観光客で賑わっていました。ハイシーズンの人の多さには辟易しますが、春はそれまで眠っていた街に活気が溢れ始め、なんとなくウキウキします。





車を走らせれば、道端に野花、マキに黄色い(なんて言う花なのかな?花の写真をブログに掲載してるんですが)花があちこちに咲き乱れ、2度目の春をコルシカで過ごしている事に不思議な感じがしています。なんせ、これまで1年以上フランスの同じ土地で過ごした事がなかったもんで・・・。











さて、次にいきます。





先々週末、どうやらうちのレストランにtoyotaのお偉いさん3名がお食事に見えました。





toyotaの社長とヨーロッパ支部の社長らしいぞ!とシェフから言われてたので、ネットで確認してみましたが、なんだか違う感じが・・・というかtoyota系列の会社なんて一杯あるし、写真が掲載されてない事も多いので、未確認です。





しかし、お偉いさんには変わりないです。社員の方と一緒だったのか、12名程でみえたらしいですが、この3名はボニファシオの高級ホテルgenoveiseに宿泊されたらしく、その時にホテルのパトロンが日本人の私が働いている事もあり、うちのレストランを紹介したようで、シェフからはサロンに出て、メニューの説明をする様に、言われた訳です。(汗)





こんな時の為に、正しい敬語をやっておくんだった・・・・と後悔しても時、遅し。





レストランに見えて、ようこそ~いらしゃいまし~とお出迎えした訳ですが、いきなり「オッ!日本人が働いてるのか!刺身出来る?」と言われてしまったんですが、「いえ、私デザート専門なんです!」と逃げました。





しかし、ラングスト(伊勢エビ)のカルパッチョを作ってもらい、メインもボニファシオで捕れた新鮮な魚で、気を使ってデザートまで食べて頂きました。(喜)





この際、こっそりと「御醬油ある?」と聞かれて、自宅にポン酢も一緒に取りに帰ったのですが、社長(らしき方)、海外で食事をする機会が多いけれど、醤油さえあれば、どんな料理でも食べられるとおっしゃってました。日本人ですね~この位の地位の方が海外で食事をするとなれば、それなりの所に連れていかれる事が大半のはず、たまにならいいけど、続くと胃にもたれるのも確か。





この時醤油を渡した事を感謝してくれて、「君の貴重な醤油をありがとう」とチップを頂きました。(えへ)


醤油、持っておくもんですね~





さて、何の為にこの方たちボニファシオに見えたかというと、ゴルフのコンペだったようです。





ボニファシオには、golf l'espelonという断崖絶壁の上にあるゴルフ場が有名なんです。他にもポルトベッキオには、何たらという有名な建築家によって設計された、タイガーウッズもプレイしに来るというゴルフ場があるんです。





ちなみにウッズは、自家用クルーザーで勿論やってきて、そこに積んである自家用ヘリでそこに向かうみたいです。





最後に、先週漁師のフレデリックが鰹を釣ってきたので、鰹のタタキと以前から食べたいと言ってたお寿司をdentiという魚で作りました。





これをすごく喜んでくれて、御礼にと伊勢エビとオマールを1匹ずつもらっちゃった。





う~ん・・・・、ごめんね、こんなナンチャッテ御寿司で立派な物頂いてしまって。。。





今度、ポルトベッキオのariariちゃんを紹介してあげよう。そしたら私がコルシカを去った後も、おいしい御寿司が食べれるかもしれない。その頃には、もう御寿司が作れないくらい仕事が忙しいかな。









鰹。


日本のものより身の色がグレーががっている。

















鰹のタタキ。

今やフレデリックのお気に入り。










denti のお寿司。

ワサビつけ過ぎて、フレデリックを泣かせてしまった。







なんとなく、同じ毎日を過ごしているようで、日々変化があるんですね。

日々の変化に気付く事が毎日を楽しく過ごすコツなのかもしれません。

2007年4月28日土曜日

新事実

最近、ストレス発散ブログになりつつあって、すみません・・・・。

今日ジョスと電話回線のことを話してて、これまた意外な事実が!!てか、私がちゃんと話しを聞いてなかったみたいで、ジョスは昨日私に話してたらしいが、記憶無し。

実は、故意に外されていたのは、イタズラでも嫌がらせでも無く、犯人がタダで電話が使えるように、私達の回線を使っていた為だったんです!!

つまり、犯人宅の回線が家の回線に繋がれていて、それを発見したのは、修理にきたフランステレコムなんですが、回線が剥き出し状態になっているこのアパートでは、簡単にいじられてしまうよう。

でも、ちょっとこれって犯罪にならないの!?

だって、私達が知らない内に使い放題される可能性大、請求書見てビックリなんて可能性も勿論ある訳で、ジョスに「なんで、すぐに警察に言わないの!」なんて、怒ってたんですが、彼は冷静に「明日、フランステレコムの苦情係りに電話する」との事。

でも、犯人が簡単に出来るなら、私達にも簡単に直せるって事ね。ちょっと安心。

サービスの子の友達も、ボニファシオに住んでて、冬のバカンスの間に本土の両親の所に行ってて、帰宅するとEDF・GDF(フランスガス・電気会社)から、とんでもない額の請求書が!これも、隣人のケーブルが勝手に付け替えられていた為らしい。

ボニファシオの人よ、セコイ。

2007年4月26日木曜日

お詫び

先々週金曜日から電話回線不通でしたが、今日ようやく復旧しました。

この約2週間の間にメールを下さった皆さん、返信が大変遅れてしまい、申し訳無かったです。

原因は、始めケーブルの調査か修理に来たフランステレコムの若造が、配線を間違えたか切ったかで、レストランから家のアパートの一帯が3日程不通になってました。

その後ついでに老朽化したケーブルも交換し、レストラン・隣の薬局は復活したのに、家だけ不通・・・・フランステレコムに電話してランデブーの今日、復活した訳ですが、意外?やっぱり?の事実発覚、またもや故意に回線が切られていた為でした・・・・

ほんと、しつこいよ。 (これで3回目)

大体犯人が判ってきたので、今度切られたら、ジョスが何らかの対処をする模様。

なので、また返信が遅れていたら、「あ~、又切られたのね。」と思って下さいね。

おかげさまで、この間別ブログのコルシカの地方菓子に載せるガトー 作りに専念出来ました。


とりあえず、お知らせまでです。皆さんへの返信は追ってしますので、もう少々お待ちを・・・。

2007年4月22日日曜日

suspension de ligne

je suis desolee,j'ai pas pu repondre a votre message a cause de suspension de ligne.
normarment,on peut le avoir demain ou apres demain,mais ce n'est pas sur.attendez encore un peu de temps,s il vous plait.

2007年4月11日水曜日

après paques(復活祭の後)

久々の休みの様に感じる程、忙しかったこの1週間、やっとパックが終わりました。



4月8日は観光客で大賑わい、うちのレストランはこの日お昼、50人弱のグループがあり(前菜・主菜・デザート)私は注文のケーキと、追加の品だしで一人では、仕事が回らず皆に手伝ってもらって忙しい日でした。




人が入ってるレストランに入りたくなる、何かの法則の様に、グループ以外にも44人のお客さんが入り、この日お昼だけで100人近くのお客さんが!各ポスト一人ずつですよ、きついっす!!




この日快晴でしたが、仕事後太陽が眩しすぎてクラっときました。




しかし、お陰様でチョコの卵完売~足りないくらいでした☆ホワイトチョコ卵は残ったか・・・一応各サイズ一個ずつ作ったのですが、大変不人気で作っちゃってごめんなさい・・・って感じでした。誰か一人位買うかとおもったけれどな~




8、9日とパックでしたが今日10日、昨日迄とうってかわって暇です。正確に言えば、私達は出す物がすっかり無くなり仕込みに追われていたのですが、お客さんはお昼14人、夜8人と静かでした。いや~ここで30~40人来てたら、ぶっ倒れてました。




ところで、6日友達の友達harunaちゃんが、ボニファシオに来てくれました。




こんな状況だったので、どっか一緒に出かけるとかは出来なかったけれど、harunaちゃん9日には、イタリア・サルデーニャ島に行ってきてお土産を持って帰ってきてくれました!
harunaちゃん。若いです。肌のハリが違います。コルシカにいるのに不健康な顔色のあたし・・・。
お土産の焼き菓子。フォルムがパスタ風で面白い!私はノーマルの多分ビスコッティガ好きで、harunaちゃんは多分アマレッティがお好みでした。
普段限られた人としか会わないので、たまにこんな風にお客さんが来てくれると、とっても楽しい☆ボニファシオに来れる方、是非是非私達とお茶でも一緒にどうですか!?

2007年4月1日日曜日

la fete de paques

さて、今週末は復活祭です。この季節になると、どこでも、卵型、鶏型のチョコレートを見かけます。他の国でも、やっぱりチョコレートなのかな?

フランスに来た当初、日本とは違ったキリスト教上の行事で作るお菓子達に、知識として知っていた筈なのだけど、新しい発見でもしたかのようにワクワクしてました。

日本で働いていた頃、既に都会ではフランス菓子屋は、そこかしこにあったものの、私の田舎では、ショートケーキ、チーズケーキ、ロールケーキなるスポンジケーキが主流で、行事といえば、クリスマス・雛祭り・母の日がビッグイベント。作るお菓子達は、やっぱり、スポンジケーキが主。

材料は、いい物を使っていたので、おいしかったけれど、フランス菓子風の物も作っていたけれど、それは、”・・・風”であって、フランス菓子ではなかった。

例えていうなら、エクレアは、シュー生地とクリーム、上掛けのフォンダンの構成が基本。けれど、日本ではエクレアの生地は作った事があるけど、中はフルーツが入っていたりで基本とは、かけ離れていたもの。フォンダンの掛け方、温度調整を知らなくてパリで研修してた時に、日本人の女の子に教えてもらいました。

ガレット・デ・ロワも組み立てまでは出来ても、模様の書き方を知らなかったりで、マカロンもトゥールーズのレストランで働くまでやったことがなくて、これも日本人の先輩に教えてもらいました。(フランス人の経験ある人と働いた事が余りなく、日本人の方が遥かに上手く出来る)

フランスでは当たり前にある、グラス・ソルべ(氷菓)やショコラ、コンフィズリー(砂糖菓子)も、ほんの触り程度やっただけで、体が覚えている程ではない。

なので、今でもやった事が無いお菓子、苦手なお菓子が沢山ある!けど、これを克服するのが結構好きで、その為にもこういう行事は量を沢山作るから、体が覚えるまで出来るので、ちょっとストレスだけど、やる気も出ます。

今回のパックも、こんなにチョコレートを触る(作業する)のは私の人生初めてかも・・・と思うと、すべてを一人でやらせてもらえる、このレストランに来て良かったな~としみじみ・・・

去年のパックは、デザインどうこうよりも、”まともな卵を作る”ということが目標で、何のひねりもないものだったけど、今年は小さなピエスを作ってみました。

チョコレートは型が全て、特にこういうピエス・モンテを作る時には必要不可欠なんだけど、うちには卵型しかないので、それで出来るオブジェでやってみたのが、この魚。横の飾りも、試供品で貰った添付シートを使って海藻を表してみて。
レストランの皆に「ボニファシオは珊瑚が有名だから、珊瑚を作ったのね!」「魚は、ボニファシオの象徴だから、作ったのね!このレストランにピッタリ!」なんて、言われてしまったけど、「たまたま、作った・・・・」なんて言わず、「そうなのよ~」なんて、ちゃっかり言う私。
正面から、見ると結構不細工で、唇もリアルになってしまった・・・
今回作った卵達。これらは、中位の大きさのもの。
中身は、おなじみマカロン(セドラ・クレマンティーヌ・ショコラ)、パート・ド・フリュイ(カシス・マンダリン・フランボワーズ)、そしてキャラメル(塩・ショコラ入り)
これらは、大サイズ。真ん中にある、ちっこいのが小サイズ。
大きい型は、片面分しかなかったので、かなり時間がかかりました。全部で、11個だから、22回繰り返し。ショコラは、汚れやすいので、作業自体は余り好きではなくて、この為に茶色の作業着を買いました。(作業に慣れてない証拠でもある・・・)
こうして、去年と比べてみると、自分なりに仕事の成長ぶりがみえて嬉しい。
一人で仕事をしていると、どうしても手を抜きたくなる。私にとって、いい物を作る為には自分のメンタル面がすごく影響するので、楽しんでやらないといい物が出来ない。集中力も大切だけど、毎日一日中集中してるのは、ストレスが多すぎる。けれど、日本の”仕事中の私語を慎む””先輩優先”、仕事中に水も飲めなかった、スポ根・ストイックな仕事を続けてきた私には、今だにその習慣が抜けない部分がある。
勿論、それがあったからこそ、今の自分がある訳で、決してそれが駄目だというのではなく、29歳これから家族も持つかもしれない年齢になると、仕事に対する考え方が変わってくるという・・・・・・あれ、テーマはパックだったはず?
話が反れますが、ボニファシオの沢山のお店が1日から開き始めました!ボチボチ活気が戻ってきそうです。天気も暖かくなり始めて、春の到来の予感(やっとか)。