2007年10月14日日曜日

釣りの成果

ここ最近釣りをしてます。

釣りと言っても、「銛」と「釣竿」と両方でします。「銛」の方は、コルシカに来た当初、その為の道具があるなんて知らなくて、イメージでは男の子が海パンで槍を持って潜る、漫画のキャラクターのイメージしか無かったので、友達に見せてもらっても、いまいちピンと来なかったんだけど、ジョスはやっぱり知ってて、形から入る”奴”は、早速ウェットスーツ・銛を調達。

私は、しばらく海で泳ぐのが怖くて、最初はブイを付けてシュノーケルでの呼吸に慣れる事に集中、やっと10月始めには、ブイ無しで泳ぐ事が出来たので(但し足が着く所)、ウェットスーツを買いました。

やっぱり泳ぐ魚達を見ると、近付きたくてその時ばかりはジョスやブイから離れて猛烈な勢いで接近しようと泳いでいるのだけれど、ハッと気付くと捕まる物が無くて今でも時々焦る。けど、ウェットスーツを着てるとブイを付けてるのと同じみたいなもんだから、勝手に浮いてて楽チン。海に潜って魚を追いかけている時は、頭は空っぽでそれまでのストレスがどんどん抜けていく。

皆のように「おもり」を付けて沈む事は出来ないけど、今のままで私には上等!

で、こないだTonnaraというボニファシオから車で10分ほどの、ビーチに行ってきました。


ここは、海水浴場でありながら釣り禁止区域ではなく、それに海の透明度が超高いので、お気に入りの場所です。釣りに疲れたら浜で太陽の下で昼寝・・・なんて贅沢な時間の過ごし方。


もっとも今は寒くて、水浸しの体にはこたえるのだけど・・・。


その時ジョスが仕留めたタコ。

カメラをその時持ってなくて、その場で頭を裏返して内臓を取り出したので、ちょっとグロテスクなまな板の上のタコ。


生まれて初めてタコの処理をしました。タコの柔らか煮っていうのを本見て作ったらジョスが感動してた。こんなに柔らかいタコ食べたの初めてだって。
こっちでは、サラダとかに入ってるけど、ゴムみたいに硬くて味が無い。思うにこんなに新鮮な魚達が手に入るのに、こちらの人達はその後の処理の仕方を知らない。


日本の漁師さんがここに来て魚の扱いや処理の方法を教えてあげたら、皆釘付けになるだろうなー。


最近夜釣りに港に行くのだけど、釣り人がちらほら。その中でもよく顔を合わせる人がいて、ボンソワール!と挨拶を交わしただけなのに、釣りのテクニックを丁寧にマニアックに教えてくれる。ジョスなんか「ホホー!!」と唸ってた。話し出したら止まらない、鼻水垂らしながら、私達は耳を傾けていた。


この人に処理の仕方を教えなくても、料理の仕方を教えてあげたら喜びそう。


その釣り人の教えで捕ったのが、この紋甲イカとサールという魚。このサールは今冷蔵庫で昆布締めにしてある。

この紋甲イカは結構バカで誘いにすぐのってくる。単純だ。比べて昨日挑戦したヤリイカは泳ぐのが速いし、不規則な動きで瞬間移動する。いつの間にか消えてる。


闇の中でぼうっと赤く浮き出るイカを釣ろうと粘ったけど、駄目だった。



その代わりにというか、捕ったのがカサゴ。


カサゴは動かない。


海の中でじっとして、ドンっとしてる。鈍いのかえらいのか分からない。




釣りは、日本だと朝早く出て、遠出して釣った後もすぐ帰れないからクーラーバックを持ったり、なんだか面倒くさそうだけど、ここなら仕事終わってすぐに行けるし、家に帰ってすぐ処理出来るから負担にならない。


今度こそイカ釣るぞ!

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