2008年2月21日木曜日

L'Auberge Basque(オーベルジュ・バスク)

17日の日曜日、ジョスの実家のSEMEAC(セメアック・・・・ピレネー山脈の近く)から車で約1時間半かけてバスクに行ってきた。



ここに、若きフランス料理シェフ、セドリック・ベシャッドのL'Auberge Basque(所有者は違うがオーベルジュ自体は同じ名前・場所で以前から存在していた)があるのだけれど、実は私達は先月日本に帰国した時に、東京でお会いしてるのです。


友達のダミアンは、本当に親切で私達の為に色々仕事のコンタクトを取ってくれるのだけれど、ここのオーベルジュも「シェフが料理人を探してる」と聞き、連絡を取ったところ、偶然にも私達と同日に東京に向かう・・・という事だったので、東京で待ち合わせする事に。(この頃はノルウェーからは仕事の連絡は来ていなかった)




東京・表参道に「ブノワ」というフレンチレストランがあるのですが、ここで不定期に行われるイベント・フードフランスhttp://www.chateauxhotels.jp/event/の第5回に1月24日から29日まで彼が参加することになってたので、ブノワのカフェで簡単に面接??をしてたのです。




勿論彼の料理も食べてきました!



ポーチドエッグのピペラードジュレ寄せ、オニオン風味のムイエット、ウナギの燻製。

コースの中で私達の一番のお気に入りでした。






塩ダラとべトラーブ・タマリンド、栗のヴローテ、バスク地方の唐辛子、冬野菜。







地鶏のイカ墨風味、小イカのサフランマリネ、シロニンジンのピュレ。


ブノワのサービスは最高です。本当に皆さんさり気なくよく気が付く!機会がある方、是非食べに行ってみて下さい。






日本からフランスに到着後、すぐにシェフから採用の話はあったのだけど、忘れた頃にやってきたノルウェーの仕事が決まったので(それもそのはず、3ヶ月も前に履歴書を送ってから連絡が無かったのだから)残念ながら、今年は見送りに・・・。



けれどもバスクの彼の厨房はとても一般のレストランのそれとはまったく異なり、小さいながらも最新設備・オール電化でドイツ製特注厨房。興味津々のジョスは「ノルウェーから帰った後働かせて下さい!」と頼んだほど。



彼の従兄弟である、あのパリ3つ星レストラン「Le Meurice」のシェフを務めるYannick Allénoが厨房を見て驚いたそうだ。「パリの3つ星レストランの設備がこんな小さな厨房に詰まっているなんて、信じられない!」。料理人の料理する以外の仕事(掃除・下準備・片付けなど)の負担を減らし、料理する事に専念出来る環境になっているのだ。



勿論、設備だけでなく、彼の洗練された料理もお薦めだし、内装・家具・アクセサリーのセンスも目を
引く。 エントランスホールからは、スペインで一番高い山(名前は忘れた)を見る事が出来る。



今回彼にとって、日本でのフードフランスへの参加は大成功のようで、既に日本から6組の予約が入っているそう。しかも日本でL'Auberge Basqueを!というオファーもあったそう。(しかし日本の動きは何て早いの!?ここの予約だって、日本から出来ちゃうんだから、一体フランスのどこがこんなサービスをしてくれるだろう??)開店してからまだ9ヶ月しか経ってないのに、バカンス明け初オープンの明日、レストランの予約はすでに埋まっているそう。相当な人気だ。



という事でシェフのアシスタントを頼まれたジョスは私を実家に一人置いて、喜んでレストランの手伝いに行っている。http://www.aubergebasque.com/

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