やっと作ったPain des morts(パン・デ・モール)
今週金曜日から仕事再開です。
今週金曜日から仕事再開です。
日本では、今月22日にミシュランガイド東京が発売されました!気になっていた評価でしたが、日本料理店(鮨)が多く含まれて単純に嬉しかったです。
東京にいったところで私の目的はあくまでケーキ・パン・時間があればチーズなので東京のレストランで食事をするなんて、皆無に等しいけれど、世界各国から東京に訪れる外国人にとっては朗報なはず。星付きのレストランには、これから英語を話せるサービスが必須になるかもしれない・・・なんて、余計な心配?
ところで、11月上旬にフランスではミシュランガイドに続いて人気があるレストラン・ホテルのガイドブック、Gault Millau2008が発売されてました。
コルシカでは、ボニファシオ近辺では入手が困難でしたが、昨日ようやく手にいれることが出来ました。
今まで一回も買った事がないのに、今回どうしても欲しかった理由は、私達が働くレストランLe Voilierの記事の中に私の事が書かれていた為です!!
←今年の全国版から表紙がシックに変わりました。
写真をクリックすると拡大できます。
内容の95%は勿論レストラン・シェフの記事ですが、わずかに書かれたデザートの評価、一行が・・・・!la blle déclinaison chocolat d'une pâtissière japonaise franchement émerite:実に熟練した日本人女性による美しいチョコレートデザート・・・と書いてあります。
去年には書かれていなかったデザートの評価が「日本人による・・・」とまで加えられている事に、点数は去年と同じであれ、私(私達)がこれまでやってきた事の評価が凝縮されているようで、とても嬉しかったので報告しました。
レストトランの評価も勿論去年に比べると更にアップしています!
ボニファシオに遊びに来たら、是非寄ってくださ~い!
先週日曜日から10日間のバカンスに入っていて、レストランもお休みです。
もう1週間前の事になりますが、栗拾いとキノコ狩に行きました。
ボニファシオから一番近いフィガリ空港からZONZAという山間に向かって車を走らせていると、コルシカ豚に遭遇しました。正確に言えば野生の豚ではなく、飼育されている豚達ですが、コルシカの大自然に放し飼いされて、特に今の季節には栗をふんだんに食べる姿を見ると、「おいしくなって当然よね」と思うのです。日本にお土産に持っていった時には、イベリコハムのような感じがするという反応がありましたが、イベリコは確かドングリを食べるそうで、似ているのももっともな気がします。
上の写真の黒豚は100%コルシカ豚と現地では呼ばれ、この黒豚で作るソシソンが一番おいしいと呼ばれています。
白と黒の斑模様の豚は、ノーマル豚と黒豚の掛け合わせです。
勿論、森の中には野生の豚・猪が存在します。
これらを通り過ぎて、大きな栗の木を見つけたので、栗拾いです。
この栗の木を見つけるまでにも連なる栗の木を見つけては、拾ってみましたが、思ったより小さいくて、栗も場所によってその実に大きな変化が現れるようで、私達が見つけた栗の木は、他の木に侵食されることなく、太陽を十分に受けれる場所に立っていて、とても大粒の栗をたやすく拾えました。
先日、地方紙「Corsica-matain」ではコルシカのほとんどの栗の木が樹齢500年から1500年だそう。けれど、最も古い栗の木は、シシリー島にあってなんと2500年!キリスト誕生よりはるか昔に存在する栗の木。神秘です。
もう一つの目的でもあったきのこ狩、特にセップ茸を目当てに目を凝らしながら探したけれど、見つけたのは毒キノコばかり・・・それでも記念に写真!
←赤紫が毒毒しいキノコ。
←見た目はかわいいけど、おそらく毒キノコ。
結局セップ茸かもしれない!と採ったキノコを鑑定に薬局に持っていくと(フランスでは、キノコの判別を薬局がしてくれるんです)「セップの一種だけど、食べれないよ。」とのことで、名残惜しむ私の横でジョスはさっさとキノコを処分してました。
ところで、栗の木の近くには、当然の如く、猪か豚の山盛りの糞があって、栗拾いは上を見ながら落ちてくる栗に、下の糞に注意とある意味危険な作業なんですww ヘルメットがあると重宝。
拾った栗は渋皮まで向いて、今冷凍庫の中に。時間が出来たら栗のタルト・パウンドケーキ・栗ご飯・・・etc を作ろう!!
パリのサロン・ド・ショコラに先週行って来ました。
コルシカの友達のariちゃん夫妻があのジャン・ポール・エヴァンとのコラボレーションでカカオショーをする事になってたので、その見物が今回の第1目的でした。
ブースの中は、カラフルピンク一色で机と椅子、モニターがあるだけのシンプルなブースで行われました。
ビデオを撮るのに集中してたので、プレゼンの様子をちゃんと写真に撮ってなかったんですが、お酒の試飲は勿論(ワイングラスでのサーブでしたが、Kawasemiの特徴でもあるフルーティー、華やかさがお猪口で飲むよりもグンと香りました。)、ジャン・ポール・エヴァンによる”酒かす”をガナッシュにしのばせたボンボン・ショコラがとても繊細で、ごくわずかに香る酒かすの香りと食感が新鮮でした!
実際、私も酒かすを使ったパティスリーを試作しましたが、組み合わせ・分量などとても難しくて、実際ジャン・ポール・エヴァン氏も「とても難しかった、そして複雑だった」と言ってましたが、それでも結果こんな繊細なショコラを生み出したところに、やはり彼の才能を感じます。
いつかこのボンボン・ショコラと彼らのお酒が一緒に販売される日が来ると思います。是非皆さん試してみてください。
詳しい情報は、このブログのLINKS先「コルシカへ嫁に行く女」へアクセスしてみて下さい。
パリに滞在してた期間は僅か2日でしたが、せっかくなので、あらかじめ下調べしておいたパティスリー2件に行ってきました。
1件目は、友達の家の近くのDES GATEAUX ET DU PAIN です。プラザ・アテネでクリストフ・ミシャラク(クープ・ド・モンド・パティスリーの優勝チームのシェフでした)のスー・シェフしてた女性のお店です。
広々した店内には、バゲット・カンパーニュ・クロワッサン・ブリオッシュの定番パンは勿論ヴィエノワズリーも豊富、生菓子よりも焼き物が多いです。
パティスリーもおいしかったですよ。シュークリームの中にキャラメル・ムーらしき物が入ってるのがあって、超ウマ。。
2件目は、PAIN DE SUCRE という以前ピエール・ガニエールのシェフ・パティシエを務めた人のお店。写真を撮るのを忘れてしまってたけれど、タルト・シトロンはおいしかった!マカロンの色には、ちょっと引いてしまったけれど、シェフ自ら店頭に立って接客を行う姿勢には感心しました。
ほんの2日という短いパリ旅行だたけれど、久しぶりに会った友達と飲みに行って話しに夢中になり、行きたかったパティスリーにようやく訪れ、ariちゃん達のプレゼンを見れ(+J・P・エヴァン氏と一言交わし)なんとも充実した濃い2日を過ごせました。
パリ、いいね。