2007年3月22日木曜日

l'equipe de restaurant le voilier

今の季節、まだシーズンには早いので、レストランでは最少人数で仕事をこなしていきます。例え、突然何かの偶然のように、お客さんが沢山入ったとしても、この人数で手際よく進めなければいけません。



サービスは温かい料理を温かいうちに運べるよう待機しないといけないし、皿を下げたり、パン・ワインの追加、次のお客さんの対応、お会計などなど、やる事は一杯。


料理の方はといえば、これも注文が重なるとさっきまでの、和やかな雰囲気一転して緊張した空気に変わります。次々に入る注文に出来るだけ早く、調理が長い料理は時間を逆算して火を入れていきます。洗い場も、今は私達で今はしてるので、これが結構手間。



この、レストランでは十分な設備が各々のポストに整っているので、忙しくても、スムーズですが、以前働いてたトゥールーズの1つ星レストランでは、とにかく場所の取り合いが激しい!戦争です。「鍋が足りない!」「オーブンの場所俺に回せ!」「この、火場は俺達が今使ってんだ、後にしろ!」仕事後の疲労感といったら、そりゃあもう・・・ストレスの連続でした。だから、痩せたんだぞ~元シェフめ。



で、これらの異なった役割をスムーズにこなすには、チームワークが必要不可欠で、今のle voilierの最小人数メンバーは、とても上手くいってます。去年は、私と彼も初めての土地だし、このレストランのやり方、地元メンバーとの接し方で、お互い不満もあったけれど、今は1年一緒に乗り切った信頼感があり、疑問があれば、その場で解決、もしくは仕事後飲みながら、ってな感じで終わり。



そんなle voilierのメンバーを紹介・・・

金髪のnadege(サービス)とその従兄弟sebastien(前菜)、2人ともコルシカっ子




シェフm.bartoilと奥さんmarie-christine(サービス)、奥さんは凄く綺麗な”ブルーグレイ”の目の色でフランス人の憧れ。うちの母は、この年でこんなに綺麗な人を見たのは、初めて!と写真を撮ろうとしてたくらい。




シェフは、元々料理人ではなくホテル・アコールグループ(フランス南西部地区)のディレクターをしていたそう。

この4人+私達2人がベースとなって仕事をします。

で、メンバーでは無いけれど、レストランに新鮮な魚達を持ってきてくれる、漁師を紹介!

theo(てお)とfrederic、親子で仕事してます。theoは何歳だと思います?71歳で現役、息子より元気かも!fredericは、私のチョコレートケーキが大好きです。写真の籠はfredericの手製で、蟹専用。theoは、去年テレビfrance3の番組”thalasa"に出てました。
theoの経験による勘は、漁師仲間の間でも評判。なんせ、この道50年以上、幾度の困難を乗り越えてきたのだから。





この人たちは、うちのレストランの為だけに、漁にでます

写真のちょっと”ふとっちょ”のお兄さんmauriceは漁師の見習いで本来は別の職を持っているけれど、釣りへの情熱から、漁師をやっている。(冬のみ)

この日mauriceが捕ったオマール、何と2.4キログラム!!片手で持つのが重い!!伊勢海老、オマールは1年で1kg育つと言われてるけど、よく24年も捕まらなかったね、あんた・・・





他にも、ブロッチュ(山羊のフレッシュチーズ)を持ってきてくれる、madame rogghi、新鮮卵を持ってきてくれる結構かわいい顔の男の子(名前は知らない)、礼儀正しい小さな息子と配達する、元ラガーマンの肉屋さん・・・など、レストランは、この人達なしには成り立ちません!

皆、ありがとね!!(私のレストランじゃないけど)

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