2007年11月8日木曜日

秋のコルシカ

もう1週間前の事になりますが、栗拾いとキノコ狩に行きました。


ボニファシオから一番近いフィガリ空港からZONZAという山間に向かって車を走らせていると、コルシカ豚に遭遇しました。


正確に言えば野生の豚ではなく、飼育されている豚達ですが、コルシカの大自然に放し飼いされて、特に今の季節には栗をふんだんに食べる姿を見ると、「おいしくなって当然よね」と思うのです。日本にお土産に持っていった時には、イベリコハムのような感じがするという反応がありましたが、イベリコは確かドングリを食べるそうで、似ているのももっともな気がします。








上の写真の黒豚は100%コルシカ豚と現地では呼ばれ、この黒豚で作るソシソンが一番おいしいと呼ばれています。
白と黒の斑模様の豚は、ノーマル豚と黒豚の掛け合わせです。

勿論、森の中には野生の豚・猪が存在します。




これらを通り過ぎて、大きな栗の木を見つけたので、栗拾いです。


この栗の木を見つけるまでにも連なる栗の木を見つけては、拾ってみましたが、思ったより小さいくて、栗も場所によってその実に大きな変化が現れるようで、私達が見つけた栗の木は、他の木に侵食されることなく、太陽を十分に受けれる場所に立っていて、とても大粒の栗をたやすく拾えました。

先日、地方紙「Corsica-matain」ではコルシカのほとんどの栗の木が樹齢500年から1500年だそう。けれど、最も古い栗の木は、シシリー島にあってなんと2500年!キリスト誕生よりはるか昔に存在する栗の木。神秘です。






もう一つの目的でもあったきのこ狩、特にセップ茸を目当てに目を凝らしながら探したけれど、見つけたのは毒キノコばかり・・・それでも記念に写真!

←赤紫が毒毒しいキノコ。









←見た目はかわいいけど、おそらく毒キノコ。



結局セップ茸かもしれない!と採ったキノコを鑑定に薬局に持っていくと(フランスでは、キノコの判別を薬局がしてくれるんです)「セップの一種だけど、食べれないよ。」とのことで、名残惜しむ私の横でジョスはさっさとキノコを処分してました。


ところで、栗の木の近くには、当然の如く、猪か豚の山盛りの糞があって、栗拾いは上を見ながら落ちてくる栗に、下の糞に注意とある意味危険な作業なんですww ヘルメットがあると重宝。

拾った栗は渋皮まで向いて、今冷凍庫の中に。時間が出来たら栗のタルト・パウンドケーキ・栗ご飯・・・etc を作ろう!!



2007年11月1日木曜日

サロン・ド・ショコラ PARIS

パリのサロン・ド・ショコラに先週行って来ました。





コルシカの友達のariちゃん夫妻があのジャン・ポール・エヴァンとのコラボレーションでカカオショーをする事になってたので、その見物が今回の第1目的でした。



ブースの中は、カラフルピンク一色で机と椅子、モニターがあるだけのシンプルなブースで行われました。



ビデオを撮るのに集中してたので、プレゼンの様子をちゃんと写真に撮ってなかったんですが、お酒の試飲は勿論(ワイングラスでのサーブでしたが、Kawasemiの特徴でもあるフルーティー、華やかさがお猪口で飲むよりもグンと香りました。)、ジャン・ポール・エヴァンによる”酒かす”をガナッシュにしのばせたボンボン・ショコラがとても繊細で、ごくわずかに香る酒かすの香りと食感が新鮮でした!



実際、私も酒かすを使ったパティスリーを試作しましたが、組み合わせ・分量などとても難しくて、実際ジャン・ポール・エヴァン氏も「とても難しかった、そして複雑だった」と言ってましたが、それでも結果こんな繊細なショコラを生み出したところに、やはり彼の才能を感じます。



いつかこのボンボン・ショコラと彼らのお酒が一緒に販売される日が来ると思います。是非皆さん試してみてください。



詳しい情報は、このブログのLINKS先「コルシカへ嫁に行く女」へアクセスしてみて下さい。



パリに滞在してた期間は僅か2日でしたが、せっかくなので、あらかじめ下調べしておいたパティスリー2件に行ってきました。



1件目は、友達の家の近くのDES GATEAUX ET DU PAIN です。プラザ・アテネでクリストフ・ミシャラク(クープ・ド・モンド・パティスリーの優勝チームのシェフでした)のスー・シェフしてた女性のお店です。


広々した店内には、バゲット・カンパーニュ・クロワッサン・ブリオッシュの定番パンは勿論ヴィエノワズリーも豊富、生菓子よりも焼き物が多いです。

パティスリーもおいしかったですよ。シュークリームの中にキャラメル・ムーらしき物が入ってるのがあって、超ウマ。。



2件目は、PAIN DE SUCRE という以前ピエール・ガニエールのシェフ・パティシエを務めた人のお店。写真を撮るのを忘れてしまってたけれど、タルト・シトロンはおいしかった!マカロンの色には、ちょっと引いてしまったけれど、シェフ自ら店頭に立って接客を行う姿勢には感心しました。



ほんの2日という短いパリ旅行だたけれど、久しぶりに会った友達と飲みに行って話しに夢中になり、行きたかったパティスリーにようやく訪れ、ariちゃん達のプレゼンを見れ(+J・P・エヴァン氏と一言交わし)なんとも充実した濃い2日を過ごせました。

パリ、いいね。

2007年10月14日日曜日

ボニファシオのお薦めレストラン

夏に私のブログを見て、うちのレストランに来てくれた人がありがたい事に2人いました。


自分でブログをやっているものの、どこかの誰かが私のブログを見てるなんて、不思議な感じ・・・だってボニファシオに来る日本人なんてそうそういないと思ってたから。


けれど、今年は今までに無く沢山の日本人をシェフは見かけたらしく(本当に日本人か?)、私は他国から旦那さんや奥さんとバカンスで来てたり、バック・パッカー風のカップルに遭遇したり、ボニファシオにはこれからもっと沢山の日本人が来る日が訪れるかもしれない・・・。




という事で、仕事の愚痴ばっかり言ってないで、役に立ちそうな情報をと思い今日はレストラン情報です。



観光地のレストランはまずい!という例に漏れず、ボニファシオにもまずいレストランは沢山あります。



こんなにまずいのにこの値段。納得いかない。観光客がまずいと思うものは地元の人達も勿論食べません。観光客の為のレストランと地元の人達+観光客の為のレストランと2つに分かれます。


地元の人達を大事にするレストランは、シーズンオフの時にこそ開けています。



うちのレストランはボニファシオで一番おいしいと言われてますが、それ以外にも質に合った値段だからなのでは?と思います。専属の漁師さんが持ってくる新鮮なボニファシオの魚達を持っているレストランは星付き、ホテルレストランを除くとそんなにありません。日本人にしてみれば、やはり高いとは思うけれど、それでも妥当な値段だと思います。



安い魚料理のメニューを出している所は、魚はセネガルやモロッコ産の冷凍魚でボニファシオ産とは、黒板に書いていないものの何となく騙された感じがしませんか?ボニファシオは港街なのに。



コルシカは魚が安く食べれそうな感じがしますが、もともと狩猟が盛んな所、豚肉加工品がやはり有名でおいしいし、ハズレが無いです。



今回紹介するのは、地元の人達が通うレストランです。私が、直接食べていない所もあるので、写真や住所・電話番号など詳しい情報が欠けますが、後新しい情報が入れば付け加えていきますね。



まずは、ここKissing Pigs。コルシカ産のジャンボン・コッパ・ロンゾやチーズが味わえます。料理は魚より肉料理中心、グリルがおいしいです。デザートも冬に行った時には、フィアドンヌという山羊乳チーズケーキにミルトリキュールをかけてましたが、おいしかったですよ!他シェ-ブルチーズのサラダには、スライスしたパン・デ・モール(pain des mort・・・・中にレーズン・胡桃が入ったパン)にシェーブルチーズをのせてトーストしていたり、そこかしこでコルシカを感じられます。



2匹の豚が目印。







KISSING-PIGS
15,quai Banda del Ferro
04 95 73 56 09



シーズン中休み無し。オフの定休日は又調べますが、珍しくほぼ1年中開いてます。年末年始開いてたし。


MENUは大体11ユーロから20ユーロです。ア・ラ・カルトは25ユーロ位から。


この近くにCantina Grill というレストランがあり、ここもコルシカ料理が中心ですが、他にボニファシオでおいしいと有名なJOjoのソーセージやセドラのクレーム・ブリュレが食べれる事。ここは、同僚の料理人(ボニファシオ人)がお薦めの所です。


CANTINA GRILL
Sur le Goulet après la montée Rastello
04 95 70 49 86
cantinagrill@wanadoo.fr




MENU は大体15ユーロからで、日替わり料理が10ユーロほどです。


3店目は、旧市街(haute -ville)の観光案内所の近くのCafe de la Posteです。

スペシャリてにCabri(子山羊)とPorcelet(子豚)のオーブン釜焼きとあったので、Cabri をジョスが注文、私は量が食べれないのと海の物が食べたかったので、スカンピのラビオリを頼みました。

←Cabri。山羊のクセは全く無くおいしいです!
←スカンピのラビオリ。海老がたっぷり、ラビオリから勿論海老の香りが強く超お薦めです。一品料理で18ユーロ位でしたが、私はMENUを頼むよりこちらをお薦めします。
そしてワインはこちら。私達のレストランにもありますが、この赤とロゼを頼んだところとてもおいしかったです。
Cafe de la Poste
Office du tourisme のすぐ隣です。


ここはレストランでは無いのですが、ゆっくり食べる時間が無い人や軽く腹ごしらえをしたい方にお薦めのパニーニ店です。ここのパニーニはボニファシオで一番おいしいし、店内も清潔です。




PANINI

QUAI COMPARETTI  通り沿いにあります。




今回はこの3店(レストラン)です。


おそらく、この3店はいつ行っても普通においしいんじゃないかなと思います。というのも、コルシカのレストランの営業は短く大抵のお店が4月から9月末~10月初までで、ほとんどフランス本土からセゾニエ(季節労働者)を雇うので、毎年料理人が替わる事も珍しくなく、去年はおいしかったけど今年は・・・なんて事もあり得るのです。けれど、この3店はシェフ、サービス共に地元の人なので、安定してます。



コルシカは今キノコや栗の季節です。セップやジロール、ピエ・ド・ムトンが埋もれるコルシカの自然の中で生活出来る喜びを今年も味わえて、なんて幸せな人生・・・。夏のコルシカもいいですが、秋・冬にこそコルシカ料理の醍醐味を味わえるのかもしれません。

釣りの成果

ここ最近釣りをしてます。

釣りと言っても、「銛」と「釣竿」と両方でします。「銛」の方は、コルシカに来た当初、その為の道具があるなんて知らなくて、イメージでは男の子が海パンで槍を持って潜る、漫画のキャラクターのイメージしか無かったので、友達に見せてもらっても、いまいちピンと来なかったんだけど、ジョスはやっぱり知ってて、形から入る”奴”は、早速ウェットスーツ・銛を調達。

私は、しばらく海で泳ぐのが怖くて、最初はブイを付けてシュノーケルでの呼吸に慣れる事に集中、やっと10月始めには、ブイ無しで泳ぐ事が出来たので(但し足が着く所)、ウェットスーツを買いました。

やっぱり泳ぐ魚達を見ると、近付きたくてその時ばかりはジョスやブイから離れて猛烈な勢いで接近しようと泳いでいるのだけれど、ハッと気付くと捕まる物が無くて今でも時々焦る。けど、ウェットスーツを着てるとブイを付けてるのと同じみたいなもんだから、勝手に浮いてて楽チン。海に潜って魚を追いかけている時は、頭は空っぽでそれまでのストレスがどんどん抜けていく。

皆のように「おもり」を付けて沈む事は出来ないけど、今のままで私には上等!

で、こないだTonnaraというボニファシオから車で10分ほどの、ビーチに行ってきました。


ここは、海水浴場でありながら釣り禁止区域ではなく、それに海の透明度が超高いので、お気に入りの場所です。釣りに疲れたら浜で太陽の下で昼寝・・・なんて贅沢な時間の過ごし方。


もっとも今は寒くて、水浸しの体にはこたえるのだけど・・・。


その時ジョスが仕留めたタコ。

カメラをその時持ってなくて、その場で頭を裏返して内臓を取り出したので、ちょっとグロテスクなまな板の上のタコ。


生まれて初めてタコの処理をしました。タコの柔らか煮っていうのを本見て作ったらジョスが感動してた。こんなに柔らかいタコ食べたの初めてだって。
こっちでは、サラダとかに入ってるけど、ゴムみたいに硬くて味が無い。思うにこんなに新鮮な魚達が手に入るのに、こちらの人達はその後の処理の仕方を知らない。


日本の漁師さんがここに来て魚の扱いや処理の方法を教えてあげたら、皆釘付けになるだろうなー。


最近夜釣りに港に行くのだけど、釣り人がちらほら。その中でもよく顔を合わせる人がいて、ボンソワール!と挨拶を交わしただけなのに、釣りのテクニックを丁寧にマニアックに教えてくれる。ジョスなんか「ホホー!!」と唸ってた。話し出したら止まらない、鼻水垂らしながら、私達は耳を傾けていた。


この人に処理の仕方を教えなくても、料理の仕方を教えてあげたら喜びそう。


その釣り人の教えで捕ったのが、この紋甲イカとサールという魚。このサールは今冷蔵庫で昆布締めにしてある。

この紋甲イカは結構バカで誘いにすぐのってくる。単純だ。比べて昨日挑戦したヤリイカは泳ぐのが速いし、不規則な動きで瞬間移動する。いつの間にか消えてる。


闇の中でぼうっと赤く浮き出るイカを釣ろうと粘ったけど、駄目だった。



その代わりにというか、捕ったのがカサゴ。


カサゴは動かない。


海の中でじっとして、ドンっとしてる。鈍いのかえらいのか分からない。




釣りは、日本だと朝早く出て、遠出して釣った後もすぐ帰れないからクーラーバックを持ったり、なんだか面倒くさそうだけど、ここなら仕事終わってすぐに行けるし、家に帰ってすぐ処理出来るから負担にならない。


今度こそイカ釣るぞ!

2007年10月1日月曜日

ボーナス税金?

先日、税務署からの通告で今年私の税金は、払うどころか貰えるそう。

私の、イメージではフランスは中間層から税金をむしりとる事があっても、もらう事なんてあり得ないと思っていたので少々驚き。

という事は、私は中間層に入らない逆に手当てを受け取るほどの低取得層になるのね?

実際833ユーロ!返金されるところがジョスとPACS(民事連帯条約・・・もとはゲイやレズビアンの結婚出来ない人達の為に1999年に出来たと聞いたがどうもフランス人同士でも出来るらしい。私達のようにフランス人と外国人も出来る。結婚した人達と同様な権利が与えられる。例えば、社会保険・仕事をする権利・財産共有権など・・・概要はこちらでhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%91%E4%BA%8B%E9%80%A3%E5%B8%AF%E5%A5%91%E7%B4%84%E6%B3%95)をしてる為、416ユーロの返金(手当て)。


つまり、ジョスは今年417ユーロの税金を支払うはずが、奴にとっては私のおかげで税金は払わなくてもよく、残りが私の分という訳で。

しかし、このブログは日本人しか読まないという事を前提に話せば、昨年度分の税金申告の結果で今年の税金はボーナスとしてこうしてもらっているのだけど、実際そんなに私のお給料は低いのか?

いえいえ、去年は学生ビザだったので、正規の社員として申告が出来ず、アルバイトとしての申告しかしていなかったということ。実際のお給料はちゃんと正規社員分もらってるのです。(ほんとは違反です)

喜んだのは束の間、いつかこのしっぺ返しが来ないか?と今はビクビク・・・

2007年9月23日日曜日

友達の結婚式

前回のブログから早や1ヶ月、これでブログやってます、なんて言えるのか???


この間、また本当に様々な事があったのですが、アップしきれずに今日に至る・・・後々記録として少しずつ整理しながら書きます。


ところで、昨日コルシカのポルト・ベッキオの友達(以後ariちゃんと書きます)の結婚式でした。


実は、私パティシエールと働き始めて10年経ちますが、今まで一度も友達のウエディングケーキを依頼されて作ったことがありませんでした。


いや、作りたかったのは山々だったけど、こっちに来ている間に結婚した友達が多くて作れなかったのね・・・。


日本のウエディングケーキとは異なり、フランスではクロカンブッシュ(小さなシュークリームを円錐形に積み上げたあれね)でお祝いするのが伝統ですが、今回私が作ったのはそのアレンジです。





ariちゃんと旦那さんのjean-jacquesさんとは去年の冬以来の付き合いですが、ボニファシオからとても近いところに住んでいるので、よく遊びに行くんです。お二人は、日本とコルシカという二つの島の交流の架け橋になろうと日本から日本酒の輸入を開始し、また近じかコルシカの産物を日本に向けて輸出を始めるところなのです。




そんな、お二人の結婚式にふさわしいもの・・・ジョスと一緒に考えた結果、お酒のブランドマークとなっている"カワセミ”を二人の姿に見立て、また商売繁盛の願いも込めてこんな感じで作りました。





カワセミのつもりですが、カモメ?白鳩?コウノトリ?
どれにしろ幸せのシンボルには変わりません!

反省点が結構あって、ほんとはカワセミを羽ばたいているように、もっと上のほうに付けたかったのだけど、支えが弱く落ちそうだったので下の方に付けざるを得ず、その為メッセージで半身隠れてしまった・・・















ケーキナイフ入投でメッタ切にするジャン・ジャック。こんなにダイナミックに切る人は見たことがないです、ジョスと大ウケ!



←コレ






遅れて到着した私達は、なぜか主賓の席にちゃっかり落ち着きariちゃんのご両親とお話しました。お母さん似だよね、ariちゃん。

お父さん、渋いです!色々話した事は省略しますが、とても親切な方達でした。




お二人ともとても若々しく実際の年齢はまったく感じさせません。

写真でも分かるように海がすぐ隣にあるホテルのテラスで式h行われました。

ホテルのオーナーもとても気さくで感じが良かったです。

名前は”LE GOELAND"日本名で”かもめホテル”といいます。



こちらが、花嫁ariちゃんと花婿jean-jacques。

ここでもバックは海!!



本当に気持ちのこもった結婚式でした。料理にはariちゃんのアイデアのマグロ料理があり、途中の梅酒のグラニテも彼女の教えで作られました。すごくさっぱりしてて、大好評。




この間、私のブログを見てレストランに食べに来てくれた日本人女性から人を幸せに出来る仕事って素敵ですね、とのメッセージを頂きました。



しかし、この日こんなに沢山の人達に自分の作った物が喜ばれ評価されて、皆が私の所まで来ておいしいと言ってくれた事に、私の方こそこうして皆に幸せをもらっているのだ、と心から歓喜し、だからこそ、私はここまで、そしてこれからもこの職を続けていくのです。

この日の二人の為にウエディングケーキを作った事を誇りに思いました。

2007年8月17日金曜日

出会い

ダミアンpart2を書きたいのになかなか書けない・・・


ここで仕事していると色んな事があるなーと思う今日この頃。


この1週間で私は、沢山の出会いが会ったんです。


先週偶然にも4人の日本人がポルト・ベッキオのありちゃんの所に集まり(パリのsakuraさん、外人部隊の”隊長”(と勝手に呼んでいる)、ベルギーのkumikoさん)、多数派に変わったのでコルシカ男性陣圧倒。


kumikoさん、わざわざケーキを買いに来てくれました。ありがとうがざいました。


2日前にこれまた偶然にも、日本人女性を飲み友達?に紹介され(ボニファシオでよ?すごくない?)、しかも同じパティシエ-ル、同じ29歳という事ですぐに意気投合。写真を撮るの忘れちゃったけど、この年だからこその仕事の悩みや将来の話が出来て、本当スッとしました。


ありがとう、やっちゃん。


別の日に、あのピエール・エルメ氏がうちのレストランに食べに来てくれて、デザートは残念ながら食べてもらえなかった(満腹で)けれど、シェフが私に気を使って、私と一緒に写真を撮ってくれるように頼んでくれました。


で、一緒のショット、愛娘も一緒に。



私の髪型が変。

人懐っこい娘さん。





そして、昨日これまた、嬉しい出会いが・・・


去年の夏に、たまたま素敵な日本人女性が御家族で一緒にレストランに食べに来てくれたのですが、今年もまたレストランに来てくれました。


相変わらず、素敵な御家族で、私の事を覚えていてくれた事やデザートを喜んでもらえたことが私を幸せな気持ちにしてくれました。



ayamiさん、優しい御主人、そしてなんて愛らしい双子ちゃん!

才女です、7歳で日本語・英語・フランス語話すんです。ゾエちゃん、クロエちゃん。






ジョスが去年一緒に撮れずに悔しい思いを。

で、今回はちゃんと一緒にね。








この1週間本当目の回るような忙しさで、弱音吐きまくりの日々だったけど、でもこんな素敵な出会いが、さらさらと風のように優しく通り過ぎて、あーいい気持ち。(分かる?こんな感じ)トム・クルーズに会うよりずっとか幸せ。


これも、ボニファシオに来たおかげと思うと仕事辞めなくて良かったよ。


皆さん、元気をくれて本当ありがとう。これからも、おいしいパティスリーを作り続けます、皆さんの笑顔が見たいから!